━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         □■□ 1日の始まりは朝の食事から □■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最初のコラムですので、一番大切な食事についてお話しします。特に朝食について は、どんなセミナーでも必ず話す内容です。 精神疾患のうつ病などは脳の病気なのです。脳内の神経伝達物質の機能が低下して 活力が不足となり、憂うつな気分になると現段階では言われてます。 この脳というのは、私達の体の中で最も栄養を使っている臓器です。寝ている間も 脳は栄養を使っているので、朝には栄養不足になっています。朝起きてすぐに元気 が出なかったり、なぜかボンヤリしているのは、脳に栄養が足りないからです。 更に朝は人間の体温も低くなり、体の働きが鈍くなっています。 そこで、朝は必ず朝食を摂って、脳や体に栄養を補いましょう!毎日3食のご飯を 食べますが、朝食が最も大切です。朝食抜きで1日の生活を始めるということは、 鍋を空焚きするようなもので、体に負担が掛かりとても危険です。 カウンセリングをしていて20代から30代の独身者に朝食の有無を聞いてみると 10名中8〜9名が欠食しているのが現状です。脳に栄養が届いていかないから、 学校や職場で「何となく元気がない」「物事に集中できない」となってくる訳です。 私は若い世代の方々に、うつになりたいのならこのまま朝食抜きでもいいけど、な りたくないのなら食べてきなさい、と具体的な実践アドバイスをします。 若手の多い某企業の技術部では、私のセミナーを受けた後、全員が朝食摂取を心掛 けてくれたところ顕著な反応が返ってきました。「大学の時からあまり朝食を食べ ていませんでしたが、次の日からは少しでも食べるようにしています。午前中、ボ ーッとする時間が少なくなった気がしています」「朝食が脳の活動に対していかに 大切であるかは、最近朝食を食べるようになったことで実感値としてわかった」等。 嬉しい限りです。きっと元気な社員が増えて、生産性も上がっていくことでしょう。 ちょっとした生活の習慣を変えてみることで、元気は取り戻せるのです。 食べることは生きること、です。どうかご自身の命を大切に生きていくためにも、 食事を丁寧に摂っていきたいものです。   寒中でまだまだ寒さが厳しいですから、どうぞお身体をご自愛下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━